このたび、くず餅屋「山信食産」の三代目 小山信太郎様のブログとfacebook用のイラストレーションを作成しました。
掲載媒体
小山信太郎様について
小山様は、和菓子で唯一の発酵食品である久寿餅を作ってる「山信食産」の三代目です。
工場は東京の船堀にあり、おじい様とおばあ様が昭和30年に創業。
20代は高校の教員をされていて、
お父様が廃業を考えたことを契機に会社を継がれたそうです。
家族をとても大切にされる、空手が得意な、ちゃきちゃきの江戸っ子!!
会社は卸業が専門ですが、
お客様の笑顔を直接見たくて、2013年の始めに火曜午後限定工場直売を開始され、
今ではその他催事場にも出ていらっしゃいます。
ご依頼内容
以前作成した鈴木誠様のブログとFacebook用の絵がきっかけで、
お声をかけていただきました。(経緯の詳細は小山様のブログ記事をご覧下さい。)
絵の内容については、初めてのお打ち合わせで
くずもち屋さんをメインテーマに、「なつかしさ」「家族」「三方よし」「続けることの大切さ」をキーワードにすることでご依頼いただきました。
制作過程
<Step1. ラフ案作成・色味決定>
お打ち合わせと工場取材の後、手描きでラフを作成。
ラフに方向性が見えてきたら、パソコン上で色味を加えイメージを膨らませます。
<Step2. 水張り>
ラフが決定しましたら、次は板に紙を水張りします。今迄で一番大きいサイズのためドキドキ。
<Step3. 下絵写し>
パソコン上で色味をシミュレーションしたラフを原寸大に印刷し、それを元に、上から赤色のボールペンでなぞり、下絵を写します。
<Step4. 着色・書込み>
あとは水彩色えんぴつで書込んでいきます。その後、PCに取り込み、色調整と和紙っぽい加工をし、完成です。
絵についての大まかな解説
制作を終えて
実は私、両親がどちらも福岡出身のため、「きなこをかぶった黒蜜と一緒に食べる三角の和菓子」は知っていましたが、「くずもち」と言えば、ぷるんとした「葛餅」だと思っておりました。関東の「くずもち」は「久寿餅」、なんですね〜。
今回、小山様のFacebookとブログを模様替えした事で、ページを訪れた方が、久寿餅屋さんについて直感的に伝わり楽しんでいただければ嬉しい限りです(^^)